こんにちは、相厚エステートの添田です。

住宅の探し方はいろいろ、海老蔵さんのCMで有名な某建売販売業者の新築一戸建てを買われる方、中古戸建やマンションもいいですよね。

新築の建売戸建を購入する場合は、土地と建物で○○○○万円(税込)と決まっているので価格が上がることはありません。

ただし、登記費用、印紙代、銀行の融資手数料、仲介手数料等の諸費用は別途必要になります。

中古戸建や中古マンションの場合は築年数によってはリフォームしてから住みたいですよね。

土地を購入して建物はハウスメーカーで建てたいというお客様へ

土地を購入して好きなハウスメーカーで建築をしたいという場合、土地選びが非常に重要になってきます。

選んだ土地によっては当初の予定額より数百万円上がってしまう可能性がありますので注意と知識が必要になります。

高低差の無い土地は安全です

新しく造成を行った分譲地の場合は上水道管も新品、境界杭も明確、道路との高低差もない土地が見つかったのなら問題なく建築計画は進みます。

御影石(みかげいし)で造成された土地

昭和40年代の分譲地でよく見かけるのですが、御影石という壁で現在の法規では安全の保障がされていないため、壁を造り直すか、壁から一定距離を離さないと建物が建てられません。

壁を造り直し車庫と階段を造成、必要によって水道管も交換、測量もやり直し、更に地盤改良も必要なら、土地の販売価格プラス500~1000万円はかかります。これらの費用は一般的に買主の負担になります。

間地(けんち)ブロックで造成された土地

間地ブロックと呼ばれる壁で平成10年ごろの分譲地ですが、なぜか駐車場がありません。造成工事の際に予算が足りなかったと予想されます。

下の写真ように1台分の車庫を作るだけで300万円以上かかります。

あと一つ重要なのが壁の高さが2メートルを超えている場合は、壁の建築確認済証と検査済証を取得しているかを確認して下さい。建築確認を取得していない場合、安全性が確認できず大手ハウスメーカーでは建築が出来ない場合があります。

更に、ハウスメーカーの安全基準をクリアし建築可能と判断されても、建築資材を敷地の上まで運ぶ費用は別料金となります。

法面(のりめん)で処理された土地

建物があった土地で古家も解体されていますが、道路と宅地の高低差を法面んで処理されています。高低差は1.5メートルあり壁も階段もないので造らなければなりません。こちらも200万円くらい計算しておいた方がいいですね。

L型擁壁(ようへき)で造成された土地

平成20年頃の分譲地なのですが、何でこんな状態なんだと疑問しかありません。壁の高さは2.5メートル、車庫と階段を作るのに500万円以上かかりそうです。

本記事で紹介している土地は相場より安く分譲されているのですが、家を建てるまでに数百万円の造成費用が必要になります。しかもその造成費用は住宅ローンでは借りる事が出来ない銀行もあり、自己資金を準備しなければなりません。

このような土地は買わないほうが良いとまでは言いませんが、気に入ってしまった場合は専門家に相談してから売買契約をしましょう。

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