こんにちは、相厚エステートの添田です。

市街化調整区域の売買はいくつかありますが今回は登記地目が「山林」の売買について説明させていただきます。

山林って何?

山林の定義は色々あるのですが、今回説明させていただくのは登記地目が「山林」になっている土地の事です。登記地目の確認方法は法務局で土地の登記簿謄本を取得し、地目を確認してみてください。

山林は売買できるの?

市街化区域内の土地でしたら地目は何であっても売却する事に問題ありませんので説明は省略させていただきます。

市街化調整区域内に存する土地で、登記地目が「畑や田」の場合は農地として扱われるので農業委員会の許可がないと売買が出来ませんが、山林の場合は許可不要なので売買や所有権の移転は簡単に出来ます。

但し、農林水産省から「保安林」に指定されている山林は指定を解除しなければ売買は出来ません。所有している山林が保安林に該当するかどうかの確認は農政部森林保全課 (厚木市の場合は合同庁舎内)にてご確認ください。

山林の地目変更をするには

山林を売買したあと、山林のままで使用するなら全く問題ありませんが、山林を購入したあと、駐車場や資材置場等の目的で利用する場合には用途に合わせた地目変更が必要です。

地目変更の手続きは専門家に依頼してください。

山林は勝手に伐採できません

山林の所有者が、樹木を伐採するときは、森林法第10条の8の規定により、市町村へ伐採届出を出すことが義務付けられています。
これは無秩序な伐採により、森林の大切な機能が失われないようにするためです。伐採を行う90日前から30日前までの期間に、農業政策課へ伐採届の提出をお願いします。 

開発許可が必要になる場合もあります

厚木市の場合、「厚木市住みよいまちづくり条例(平成17年4月1日施行)」の規定により下記に該当する場合は開発許可が必要になります。

  • 山林の土地面積が500平米を超える場合(特定開発事業に該当)
  • 500平米未満でも区画形質の変更が必要な場合

但し、厚木市住みよいまちづくり条例の施行前から他の用途に使用している場合は開発許可は不要です。

各市町村によって対応が異なりますので必ず確認をして下さい。

開発許可の費用

申請から許可取得までにかかる費用は100万円前後が相場ですが、造成工事に必要な費用は数百万円になる場合があります。

山林の相場価格

個人的な見解も含まれますが神奈川県内の山林の価格相場は下記を参照ください。(この記事を掲載したときの目安価格なので変動する場合があります。)

  • 車の進入が可能な山林なら坪数百円~5千円
  • 車の進入が出来ない山林は残念ながら購入希望者がいません。
  • 地目は山林でも他の地目に変更可能なら坪2~5万円
  • 幅員6メートル以上の道路に接している平坦な土地なら坪5万円以上の可能性あり
  • 高速道路のインターから3km以内なら坪10万円以上の可能性あり

キャンプ用地を探しています。

ユーチューバーやテレビ番組の影響でキャンプ用地を探しているお客様が急増しております。下記条件に該当する山林を所有している地主様からの売却相談をお待ちしております。

  • 都心から車で2時間以内
  • 車で入って行ける
  • 川に接している、川が近くにある

キャンプブームの今が売却のチャンスなのでお早めにご相談ください。

まとめ

市街化区域の山林は売買可能

市街化調整区域の山林も売買可能

山林を用途変更する場合は市町村や専門家への相談が必要

専門家=株式会社相厚エステート(不動産なんでも相談室)へご相談ください。

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