
こんにちは、相厚エステートの添田です
前回「古家付き土地の購入」について記事を書きましたが、その中の建物の解体費用について説明します。
一般的には購入する不動産業者の手配で古家を解体するのですが、解体業者によって見積価格もバラバラなので相場価格を知っていると役立つかも?しれませんので記事を書いてみました。
< このページの目次 >
事前に確認する事
- 建物の構造(木造か鉄骨か)
- 建物の大きさ(何坪の建物か)
- 庭木や物置があればそれも費用が掛かります
- 大型の重機が入れる敷地か
- 令和5年からアスベストの事前調査が必要になりました
建物面積を確認する方法
建物の構造や大きさは登記事項証明書に記載されているのですが、登記事項証明書は法務局に行かなければ取得できないのと、1通600円もかかってしまうのでもったいないですね。
しかも、築年数の古い建物は増築をしている事もあり未登記の場合は面積が異なります。費用もかけずに建物の大きさを調べるには不動産屋さんが作成している販売チラシに記載されているので確認してみましょう
下記の例で解体費用を計算をしてみます。
- 建物の延べ面積は37坪
- 2坪の物置あり
- トラック3台分の植栽(庭木や庭石)あり
木造建築物の解体費用の目安(令和7年の基準)
- 建物1坪当たりの解体費用は40,000円 40,000円×37坪=1,890,000円
- 物置1坪当たりの解体費用は20,000円 20,000円×2坪=40,000円
- 植栽トラック1台あたり22,000円 22,000円×3台=66,000円
- そのほかに近隣に粉塵などが飛ばないように養生や足場費用等が約100,000円
- アスベストの調査費用と飛散防止費用が約200,000円
- 合計2,296,000×消費税10%=252万円となります。
もっと簡単に解体費用を計算する方法
上記合計252万円÷建物面積37坪=1坪当たり約68,000円(税込)
建物が木造の場合は坪数×68,000円で計算しておけば簡単に目安金額が確認できますのでお試しください。
建物が鉄骨造の場合は坪数×80,000円で計算してください。
鉄筋コンクリート造は個別の見積もり対応になります。
安すぎる解体業者は注意が必要です
解体費用は安いに越したことはありませんが、上記金額よりも極端に安い場合はご注意ください。
テレビで報道されている外国人が運営する解体業者では安全管理が不十分であったり、解体後の廃材が適正に処理されているかわかりません。
問題が発生した場合、発注者にも責任が発生する可能性もあるようです
まとめ
古家の解体工事費用は一般的には不動産を購入する側(買主負担)となる売買が多いのですが、契約時の交渉で売主様が負担していただけることもございますので確認してみることをオススメ致します。また、不動産の購入とは関係なしに解体工事も受注しておりますのでお気軽にお問い合わせください。