相厚エステートの添田です。
今回は建物の解体業者を選ぶ時の注意事項を説明をさせていただきます。

解体現場
解体中の現場写真

建物の解体工事が必要なケース

建物の老朽化による建て替えや、古家付きの土地を購入したときに必要なのが解体工事です。一般住宅では50年を超えると改装または解体の選択が必要になってきます。

古家付きで販売している売地

土地(売地)のなかには古家が建ったままで販売している物件があります。買う側からみれば更地の土地が良いのは当然ですが、売る側にも様々な事情があり古家付きで販売されるケースが多々あります。

古家付きで販売する理由

  • あたりまえですが解体費用がかかってしまうため
  • 古家を解体してしまうと土地の固定資産税が6倍になってしまうため
  • 中古住宅として売れる可能性があるため

解体費用は誰が負担するのか

建替えであれば当然所有者ですが、古家付き売地売買のとき売主負担なのか買主負担なのかは販売方法によって違います。

一般的には買主負担で販売しているケースが多いのですが、交渉次第で売主負担になる場合もありますので依頼している不動産業者に確認してみてください。

解体費用の目安

建物の解体費用は木造住宅なら1坪あたり28,000円から35,000円、鉄骨住宅なら1坪当たり50,000円から60,000円が相場です。

建物以外に庭木や庭石、フェンス、物置、カーポート、地中内埋設物、建物内残置物があれば別途費用はかかることもお忘れなく。

実際に5社から見積もりを取ってみた

解体業5社からの見積もり

依頼した解体工事の内容

  • 軽量鉄骨造2階建て(36坪)
  • 木造2階建て(38坪)
  • 浄化槽2個
  • 物置
  • 庭木(10本)
  • 外構一式

5社の見積額(税込・高い順)

  • A社 534万円
  • B社 444万円
  • C社 389万円
  • D社 360万円
  • E社 296万円

もちろん依頼内容はすべて同じで、更地(敷地に何も残っていない状態)にするための費用を出していただきました。

A社とE社の差は238万円です。

もちろん安いだけが良い解体業者ではありませんが、Eは当社で長年お付き合いをさせていただいている解体業者なので信頼できるところです。

C社くらいまでなら、許せる見積もりでしたがA社は詐欺レベル。

初めて解体工事を依頼するお客様がA社だけの見積もりで判断してしまったら気の毒としか言いようがありません。

間違った業者を選ばないための注意点

  • 解体業者に直接連絡する事はお勧めしません。
  • 建て替えのお客様は新築住宅を建てる建築業者に見積もり依頼してください。
  • 古家付きの土地を購入するお客様は不動産業者に見積もり依頼してください。

建築業者や不動産業者に依頼すると手数料がかかる場合もありますが、解体業者に直接依頼すると手数料を遥かに超える金額を請求をされる可能性があります。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

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