< このページの目次 >
売却依頼から成約までの経緯
インターネットで「市街化調整区域・農地の売却」と検索をすると当社のブログが上位に表示されます。
兄妹が所有する農地の管理が大変なので手放したい。という相談者が当社ブログを見つけていただき電話相談の後ご来店いただきました。
話を伺うと、相続した市街化調整区域の宅地と農地(みかん畑)があり、今すぐにでも手放したいというご相談でした。
宅地を調べると昭和46年以前に建築された土地なので問題なく売却出来そうですが、農地を手放すのは農地法の制約があり簡単にはいきません。
そこで2つの方法で販売を開始
1,宅地と農地をセットで販売する
2,宅地と農地を別々に販売する
販売開始から約1か月で、宅地の購入希望者から数件の問い合わせをいただきますが、農地の希望者が見つかりません。
知り合いの農家に声をかけても皆「所有している農地だけで手いっぱい」「今以上に農地を広げるのは無理」という回答でした。
そこで「農地を引き取っていただける方に100万円お支払いします」と募集をしたところ1組の候補者から問い合わせをいただくことが出来ました。
候補者は農業従事者ではありませんでしたが、小田原市農業委員会や神奈川県の農業会議に相談したところ1年以内に農家資格を取得できる方でした。
以上より、宅地と農地を別々に契約し、宅地は準備が整い次第お引き渡し
農地は農家資格を取得後に3条申請、所有権移転を行う事で本お取引は無事に完了です。
まとめ
農地の管理でお悩みの方は沢山いらっしゃいます。
しかも簡単には譲渡も出来ません。
お金を払ってでも手放したいという方は何かしら方法が見つかるかもしれませんので本ブログをご覧になった方は当社までご相談ください。
物件概要
物件価格 | 保留 万円(非課税) |
---|---|
所在 | 小田原市江之浦 |
交通 | JR東海道本線「根府川駅」まで車で10分 |
土地面積 | 宅地:200.30㎡(60.59坪)・山林:1,695㎡(512.7坪)・畑:7,900㎡(2,389坪) |
権利 | 所有権 |
建物①② | ①居宅:1F:110.71㎡・2F:39.66㎡ 延べ150.37㎡ 間取り:7K ②倉庫:52.06㎡ |
築年数 | 昭和43年12月築 |
都市計画 | 市街化調整区域 |
建ぺい率 | 20%(第一風致地区に指定されているため) |
容積率 | 100% |
接道 | 北西側公道(幅員約4.8m~10.3m)に約13.75m接道 |
その他 | 契約不適合責任は免責とします |
設備 | 上水道・浄化槽・プロパンガス |
現況 | 居住中 |
引渡し日 | 相談 |
取引態様 | 専任媒介 |
宅地と農地を一括で売却する場合
- 農地付き住居なので一般の方はご購入いただくことができません
- 農地を購入できる方(農業従事者)に限らせていただきます。
- 宅地部分は再建築が可能ですが最大80㎡までの建築となります。
- 契約不適合責任は免責とさせていただきます。(雨漏り・シロアリは確認しておりません)
- 現況有姿での売買です。
- 宅地部分のみ境界の明示をさせていただきます。
- 内覧ご希望の際は問い合わせフォームよりご予約ください。
- 室内写真等の資料請求は問い合わせフォームよりご依頼ください。
農地を引き取っていただけたら100万円お支払いします
- 対象者:農業従事者に限らせていただきます
- 対象地:小田原市江之浦の周辺
- 種 類:みかん畑(7,900㎡・2,389坪)・52㎡の農業用倉庫付き
- 注 意:農業従事者以外の方は農地を取得することが出来ません
- 境 界:境界杭の設置は行いません
- 支払い:所有権移転登記申請と同時にお支払いいたします
現地写真
現地動画
間取り図
宅地の区画図